Published October 18, 2007
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Tameike Now (August 2007)
Tameike Now (August 2007)
Weekly Bunshun (October 2007)
Interview Archive
Interview Archive
A short interview with Hirohiko Araki discussing aspects of his home. It was published in the October 25, 2007 issue of Weekly Bunshun on October 18, 2007.[1]
Interview
お茶のための人生
二十年にわたって描き継がれている漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。少年漫画の王道をいく骨太なストーリー、独特のセリフ、トリッキーな構図など多彩な魅力で多くの熱烈なファンを獲得している。どこか作品の世界を彷彿とさせる白亜の荒木邸は五年ほど前に完成した。建てるにあたって唯一、欲しかったのは“お茶を飲む空間〟だったという。「基本的に物欲はないんですよ。テレビなんて二十年前のだけど、壊れないからそのままだし。でも、お茶を飲む空間だけは譲れない。そのためにソファとか音楽とかいろいろ揃えて、お茶のための人生か? っていうくらい(笑)。お茶の時間がアイデアとかとつながっているんですよ。一日に六回くらいは飲むかな」お茶を飲むためだからシンプルでいい、というリビングだが、それでも階段、柱、壁紙などには独自の美意識も――。「いや、あの階段は転んでも一気に落ちないようにカーブしてるの(笑)。あと、キッチンの方には二階にお茶を運ぶため の食堂用エレベーターがあります」「老後対策だから」と笑う荒木さん。しかし、それも漫画を愛するからこそ。「今でも一番楽しいのはアシスタントが帰ってひとりで作業をしているとき。瞑想の世界に入ってきて無限に描いていける。昔は何歳まで描けるのかな、と思っていたけど、まだ大丈夫ですね」
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