Manga Heaven (June 2007)
Interview Archive

An interview with Hirohiko Araki in Vol.5 of the Tohoku Gakuin alumni newsletter, "3L Communication Lux Mundi."[1] It was published on July 15, 2007.[2]
Interview
ニューヨークのMOMAで展覧会を開いてもらうのが夢。
一九八〇年、第二十回手塚賞(集英社)に応募した「武装ポーカー」が入選し、授賞式で手塚治虫に“稀に見る天才ですよ!”と激賞を浴びてデビューした荒木飛呂彦さんは、漫画アーティストの第一人者。荒木さんは多くの作品を手がけているが、なかでも一九八七年から「週刊少年ジャンプ」と「ウルトラジャンプ」に長期連載している『ジョジョの奇妙な冒険』が大ブレイクし、子どもから大人まで圧倒的な人気を集めている。小学生の頃、両親に買ってもらった百科事典のピカソやゴーギャンの絵を見て「何でこんな絵を描くんだろう」と思った荒木さんは、「自分の想像を超えた世界に強く引かれたのが、漫画家になろうと思った大きな理由ですね」と語る。
漫画家になるという小さい頃の夢が実現し、一躍脚光を浴びている荒木さんだが、「まだ達成したという感じは全然ないんです。目的に向かっている途中という感じです」と控え目に話す。荒木さんの作品では、独創性溢れる発想やデザインされた画面構成が高く評価されているが、漫画家・荒木飛呂彦の発想の源は『謎の追及』にある。「普段の生活でも全て“何でかな?”という見方をしています。交通機関が発達して世界が狭くなり、謎やロマンが消えていっているようにも思えますが、僕には不思議なことが一杯あります。人の行動とか不思議な絵がストーリーの源になっています」とその手法を明かす。
「自分の生活で謎を追求する手段が漫画」と話す荒木さんは、本屋などで“読んでいますよ”と読者に声をかけられるのが嬉しく、漫画制作の励みになっている。会社員のように規則正しく仕事を始める荒木さんは、遅くても夜の九時か十時には一日の仕事を終える。最近では本業の漫画以外にCDのジャケットやTシャツのデザインなども手がける荒木さんは、「ニューヨーク近代美術館(MOMA)に僕の漫画が現代絵画の作品として購入してもらい、展覧会を開いてもらうことが夢ですね。漫画ということよりも絵画として認められたいんです」と漫画の魅力のなかでも「絵」に力点を置いている。高校時代はアットホームな雰囲気が良かったと振り返る荒木さんは、礼拝は初めての経験だった。毎朝の礼拝はとても新鮮で、多面的なものの考え方をする話がとても勉強になったと話す。夢であるMANGA ARTISTとしてのニューヨークデビューが近いかもしれない。
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