Escape From JoJo's Bizarre Mansion (October 2017)

From JoJo's Bizarre Encyclopedia - JoJo Wiki
Jump to navigation Jump to search
Published October 26, 2017
Incomplete translation
Escape From JoJo's Bizarre Mansion

An interview with the director of the Escape From JoJo's Bizarre Mansion event, Kano Koji. Interview published on October 26, 2017 on scrapmagazine.com.

Interview

Summary

The event was made because it was the 30th Anniversary of JoJo. The director chose Stardust Crusaders as the setting as it was the first part to introduce Stands. The game itself will have 6 players, 5 People (Humans) and 1 Animal (similar to the Stardust Crusaders). The director stated that it might be a bit too tough [to be Iggy]. He thinks that since this event is smaller than the amusement park, it will be fun if everyone gets to become a character and quote JoJo during the game.

Escape from JoJo amusement park was good because people were enthusiastic about Morioh and the world around it. However this time, since the event takes place in a Egyptian Mansion, it will be easier to take in the total worldview of JoJo inside of it such as the decoration of the mansion. The tension for this event will be different than the amusement park since there is a time limit of one hour.

As for the creation of the original character, Dija Maker... At first, it was going to be DIO, but since those who have read JoJo already knew the ability of DIO's stand and how to defeat it. It was difficult to make it a mystery. The director went with an original character as there would be more dynamic mystery ideas. He was set on it with the compatibility of problem solving. After that, he first created the personality and the background of the character and then asked Hirohiko Araki to supervise. Araki then told him, "I want you to make more configurations" in this way. Initially, in addition to the height of weight of the character, it was about his personality being "Seemingly soft and polite, but inside is sly and cunning". When thinking about Dija Maker's favorite music, the director chose 'Anton Bruckner's Symphony No. 7 in E major' because it would be interesting if his favorite song would be as long as he lurks.


「みんな脱出すればいい(笑)」承太郎一行になりきって、運命を乗り越えろ!

ディレクターに聞く『ジョジョの奇妙な館からの脱出』の見どころ

  1. リアル脱出ゲーム #中国・四国 #九州 #北海道 #北陸 #東北 #東海 #関東 #関西

――2017年11月2日から、「リアル脱出ゲーム × ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース『ジョジョの奇妙な館からの脱出』」が全国で順次開催されます。まず、本公演の内容について、お教えください。


コンテンツ・ディレクター 鹿野康二(以下、鹿野) 『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(以下、『ジョジョ』第3部)が舞台となっていて、宿敵DIOの館へ向かう旅の途中での主人公・承太郎一行の話になります。 承太郎たちは、DIOの館に着く前に訪れたホテルでスタンド使いから襲撃をされ、ホテルの中に閉じ込められてしまいます。 そこから1時間以内に脱出をしないと、スタンド能力によって消滅…つまり、死んでしまう、という設定です。 プレイヤーの方々は、それぞれ5人と1匹の承太郎一行になりきってもらい、その館から脱出する方法を探っていくという大掛かりなゲームになっています。

――『ジョジョ』第3部のキャラクターになりきって楽しむんですね。犬のスタンド使いで、ボストンテリアのイギーになる人は難しそうですね(笑)。

鹿野 イギーをやる方は、ちょっと苦戦するかもしれません(笑)。

――今回のコラボが実現した経緯は?

鹿野 集英社さんとは『ワンピース』や『キングダム』など、これまでもさまざまな作品でコラボをやらせていただきましたが、今年が『ジョジョ』30周年ということで実現に至りました。 お客さんへの「どんな公演をプレイしてみたいですか?」というアンケートで、「『ジョジョ』とコラボしてほしい」というのはいつもめちゃくちゃ多かったので、ついに来た……!という感じでした(笑)。 リアル脱出ゲームのファンと『ジョジョ』のファンは、重なる部分もあるのかもしれません。

――『ジョジョ』の魅力のひとつには頭脳戦や心理的駆け引きのバトルがあるので、リアル脱出ゲームファンが『ジョジョ』を好きなのも納得です。先立って今年の夏には、『ジョジョ』第4部とコラボした遊園地公演『ジョジョの奇妙な遊園地からの脱出』(以下、『遊園地からの脱出』)も開催されていますね。

鹿野 私は『遊園地からの脱出』でも、ディレクターを担当しました。 もともとSCRAPのコンテンツチームでライターをやっていて、ディレクターをやったことはなかったんです。 でも、『ジョジョ』が大好きなので。コラボが決まった時に、僕が社内で一番最初に「えっ!!」って反応したんです。 そうしたら、「よし、お前がディレクターをやれ」って。 やっぱり、「好きこそものの上手なれ」じゃないですけど、作品への愛を尊重するところがあるので。 企画としては『ジョジョの奇妙な館からの脱出』が先に挙がったんですが、 今年の夏に第4部が原作の実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が公開されるということと、 毎年夏に遊園地公演をやっていることもあって、『遊園地からの脱出』が先に開催されることになりました。

――どの部も人気がある『ジョジョ』ですが、今回第3部を題材にした理由は?

鹿野 やっぱり、「『ジョジョ』といえばスタンド」というところがあると思います。スタンドが初登場したのが第3部なので、第3部をやりたかったんです。


ジョジョのポーズになりきりグッズ…あなたも承太郎になれる!

――それでは、『ジョジョの奇妙な館からの脱出』の注目ポイントをお教えください。

鹿野 リアル脱出ゲームの公演に、どうスタンド能力を落とし込むのか?というところは議論を重ねてきたので、ぜひ注目していただきたいです。 今回、シルバーチャリオッツだったら「レイピアで突く」という風に、それぞれスタンド特有のアイテムを使ったアクションを謎解きに組み込んでいます。『ジョジョ』はバトルマンガなので、実際に体を動かしてもらって、バトル感や自分がスタンドを使ってる感じを体験してもらいたいです。 思いっきり「シルバーチャリオッツ!!」とか「スター・プラチナ!!」とか叫べます(笑)。

――SCRAPさんの公演で、作品の既存キャラクターになりきるスタイルはちょっと珍しいですよね。

鹿野 少ないですね。『遊園地からの脱出』も、自分がオリジナルのスタンド使いになるって感じでした。 なので、みなさんにはキャラクターになりきってもらって、ゲーム中に『ジョジョ』の名言をいっぱい言ってもらえると楽しいと思います。

――『遊園地からの脱出』でも、“ジョジョのポーズ”をする場面もありましたね。

鹿野 チェックポイントで“ジョジョのポーズ”をして進む、という感じ。 謎を解くには無駄な部分なんですけど、僕は絶対に必要だと思っているんです。 アクションで体を動かしたり、名言を言い合ったりするようなことが意外に楽しかったりするので。 ほかにも、公演中には『ジョジョ』ファンならニヤッとしてしまう小ネタもちょこちょこ入れているので、楽しんでもらいたいですね。

――承太郎一行として、「To Be Continued」の矢印と一緒に“ジョジョのポーズ”を決めて写真を撮りたいですね(笑)。

鹿野 承太郎やジョセフといったジョースター一族の「星型の痣」タトゥーシールといったなりきりグッズもあるので、ぜひ(笑)。

――ちなみに、『遊園地からの脱出』と『館からの脱出』はどういったところに違いが?

鹿野 遊園地公演は実際にアトラクションに乗って謎を解くほか、次の目的地までの道のり自体が謎になっていたりと、かなり謎の質が違います。 また、遊園地などのオープンフィールド型と、ホール型のリアル脱出ゲームでは世界観の作り込みも違うと思います。 『遊園地からの脱出』はフォトスポットのアンジェロ岩など、『ジョジョ』第4部の舞台・杜王町の世界観にうまくハマったのが良かったです。 今回はエジプトのホテルという館が舞台になっているので、館の装飾や館に閉じ込められるという設定など、『ジョジョ』で大事な世界観をトータルで作り込むことができました。 あと、これは『ジョジョ』に限らずですが、ホール型は1時間の時間制限があるので、その緊張感も全然違うと思います。


荒木先生のコメントで活き活きとしたオリジナルキャラ

――『ジョジョの奇妙な館からの脱出』で注目したいポイントとして、公演オリジナルキャラクターであるスタンド使いのディジャ・メイカーの存在が明かされていますね。

鹿野 敵キャラのスタンド使いなんですけど、特に第3部の『ジョジョ』っぽさを意識してキャラクターを作っていきました。 外見もそうですが、身長や体重、性格だったり、好きな映画や好きな音楽、またDIOの手下でもあるので、DIOとの関係性など、いろいろな方向から考えましたね。

――なぜオリジナルキャラクターを登場させることに?

鹿野 承太郎一行になりきってもらった時に、敵キャラはどうしよう? ということになったんです。 最初はDIOを敵として考えたんですが、『ジョジョ』を読んだことがある人はDIOの能力や倒し方などを知っているので、謎を作りにくいというのがありました。 一方で、オリジナルキャラクターであれば、よりダイナミックな謎のアイディアも出てくるだろうということもあり、謎解きとの相性を考えてオリジナルキャラクターを設定しました。 最初、こちらでディジャ・メイカーの性格や生い立ちといった資料を作って、荒木飛呂彦先生に監修をお願いしたんですが、先生からは「もっと設定を作ってほしい」という風に伺いました。 というのも、最初は身長や体重のほか、性格も「一見、物腰柔らかで丁寧だが内面は陰険で狡猾」といったぐらいだったんです。

――現在公開されている公式サイトのキャラクター情報よりも、情報量がかなり少なかったんですね。

鹿野 ですので、そこから好きな映画や音楽だったり、公開はしていない裏設定なども考えていきました。 そうすると、自分の中でキャラクターのイメージがすごく湧いてきて、勝手に動きはじめてくれる感じがありました。 公演のストーリー展開やシナリオを作る際にも、「このキャラだったら、こういうことはしない」「こいつは、ここで多分逃げ出すだろう」というのが見えてきました。 オリジナルのキャラクターを作ったことに加えて、改めて原作を読み込んで、「『ジョジョ』だったら、どうなるだろうか?」という、『ジョジョ』っぽい展開も意識して考えることができたんです。 そして、「これは『ジョジョ』とは違うな」という部分は排除して、制作してきました。

――好きな音楽の理由が「聞き終わる頃には1時間経過しているため」という設定も面白いです。

鹿野 好きな音楽の設定を考える時に、きっとディジャは1時間どこかに潜んでいるから、音楽でもその1時間を測っていたら面白いね、という話になったんです。 その曲を聞き終えたら、1時間経過して敵を始末したことがわかる、っていう。 コンテンツチームは妄想癖のある人が多いので(笑)、みんなでわいわいブレストした中から良いアイディアを採用していきましたね。

――一方、キャラクターづくりで苦労された点は?

鹿野 外見ですかね。なるべく『ジョジョ』第3部に出てきてもおかしくない、クセの強い外見にしたかった。 例えば、原作ではすごく変な小さなメガネをかけたアレッシーや、目からシマシマの線が出ているダービーだったりと、クセの強い外見のキャラが登場してきます。 その雰囲気をデザイナーさんにイメージとして伝えるのは難しかったです。 ただ、それもいきなり外見から考えるんじゃなくて、こういうキャラクターだからヒゲを生やしているのかとか、メガネをかけているのか、っていう風に考えていきました。 デザイナーさんが設定からビジュアルのアイディアをすごく膨らませてくれて、「カギのイヤリングはどうか?」とか「ルービックキューブ模様の柄はどうか」といった意見を出してくれて。 そうやって一緒に作り出していった感じです。


厳しい運命を乗り越える体験を

――ほかに、公演全体を制作する上で苦労した点はありますか?

鹿野 『ジョジョ』の公演を作るとなった時に「ほかのコラボと何が違うのか?」ということを考えました。 その時に、『ジョジョ』の“すごい強い敵に工夫して勝つ”とか“運命を乗り越える”といった感じを出したいな、と思ったんです。 それこそ、荒木先生は原作の単行本などで「人間賛歌をうたっていきたい」、つまり『ジョジョ』は人間と勇気の素晴らしさを描いているということを書いているので、そういった部分が出せたらな、と。 なので、ぜひ「運命を乗り越えて、絶対勝つぞ」という気持ちで来ていただけると嬉しいですね。 あとは、SCRAPの社長・加藤もジョジョ好きなので、打ち合わせをしていても『ジョジョ』談義が止まらなくなっちゃうんですよ(笑)。 「あのシーンはヤバい!」とか、「一番良いシーンは…」とか話し出して、ブレストが進まなくなる、みたいなのは本当にありましたね。

――『ジョジョ』ファンなら、かなり楽しめそうな公演になりそうですね。

鹿野 実は、原作から考えると承太郎一行が全員揃うのって、DIOの館に乗り込む直前の数時間しかないので、世界観的には少しifの世界になってしまうんですけど、ファンの方には5人と1匹が揃った感じを楽しんでもらいたいですね。

――反対に『ジョジョ』をそんなに知らない、というリアル脱出ゲームファンの方も楽しめますか?

鹿野 もちろん楽しめると思います。 今回は先ほど言ったレイピアなど、紙ものを含めてアイテム数が多くなっています。 なので、ただひたすらパズルを解くというのではなく、アイテムを使って立体的に謎を解くという方向性で制作をしています。 そういったギミックが好きな方は楽しめると思います。 それこそ、『館からの脱出』を体験した後にでも、原作・アニメに触れてもらって『ジョジョ』を好きになってもらえるとすごく嬉しいです。

――原作を先に読むか、後に読むか。オススメはやはり読んできてもらえるといい、という感じですかね。

鹿野 ぜひ原作を読んで、名言を覚えてきてもらえると。 『ジョジョ』の名言を使うポイントもきっとあると思うので、「絶対に『やれやれだぜ』を使うぞ」といった気持ちで来てもらって、キャラになりきっていただけたら、楽しさは何倍にもなると思います。 それと、今特設サイトでは謎を解くとアブドゥルがタロット占いをしてくれる「アブドゥル占い」もやっているので、それをやって気持ちを高めていただいても面白いかな、と。 アブドゥルからのコメントもちゃんと『ジョジョ』の原作に合ったものになっていますよ。

――それでは最後に、公演を期待している読者へメッセージをお願いします。

鹿野 『ジョジョの奇妙な館からの脱出』に来てもらって、その一時間はキャラクターになりきって、思いっきりスタンド名を叫んでもらえたらな、と。 それで、みんなで運命を乗り越えてもらいたいです。 ……もうみんな、脱出すればいいですよね(笑)。

まぁ、運命を乗り越えるのはそんなに簡単じゃないと思うので、脱出率はいつも通り厳しいんですけど(笑)。

リアル脱出ゲーム×ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース「ジョジョの奇妙な館からの脱出」[1]


Gallery

References

Site Navigation

Other languages: