Sulle tracce dei gangster (July 2019)

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Published July 19, 2019

A series of interviews with the Japanese voice actors and production staff, released in the anime guidebook Sulle tracce dei gangster on July 19th, 2019.

Interviews

Comments on Golden Wind Episode 1 through Golden Wind Episode 8 by directors Yasuhiro Kimura and Hideya Takahashi.

Translation Missing

木村泰大監督コメント

ーー第1~8話のお気に入りのシーンを教えてください。

「第4話のブラック・サバスがカラスの影に潜り込む一連のカット」 デザインがかっこいいスタンドなので、とにかくかっこいいカットを作ろうとして作りました。うまくいってよかったです。

ーーでは、苦労したシーンは?

「第7話のギャングダンスのコンテ」 原作では数コマしかないシーンですが1分ほどの楽曲に合わせないといけないため、振り付けを考えるのに苦労しました。

ーー第1~8話に登場した場所のロケハンで、思い出に残っている場所は?

カプリ島。非常に風光明媚なリゾート地です。 ちなみに行き帰りのフェリーは乗客のほとんどが船酔いしてます。旅行で行かれる方は酔い止め薬をお忘れなく!

高橋秀弥監督コメント

ーー第1~8話のお気に入りのシーンを教えてください。

「第2話、ジョルノのギャングスター宣言」 (総監督の)津田(尚克)さんから助言をいただき、ロケーションを木村さんと教えたところなので、3監督で作ったシーンとして思い出に残っています。

ーーでは、苦労したシーンは?

「第6話、船が二隻あった」 制作側では「観念的で複雑な」バトルを「視覚的・直感的で簡潔に」整理する事を目標にしていたので、この話数のトリックは非常に苦労しました。

ーー第1~8話に登場した場所のロケハンで、思い出に残っていることを教えてください。

ギャングスター宣言シーンはロケハンで見つけた場所と原作をミックスした場所です。高台の眺めが、ジョルノが「いい景色だ」と思わずつぶやくぐらい、いい景色でした。

Comments on Golden Wind Episode 9 through Golden Wind Episode 19 by directors Yasuhiro Kimura and Hideya Takahashi.

Translation Missing

木村泰大監督コメント

ーー第9~19話のお気に入りのシーンを教えてください。

「第15話のミスタを撃つプロシュート」 このシーンに至るまでの流れ、音のタイミング、カットの切り方など全部に入っています。

ーーでは、苦労したシーンはどこですか?

「第16話の列車外で戦う一連」 内谷もさることながら、背景の引きなど制約も多く、非常に苦労しました。

ーー第9~19話に登場した場所のロケハンで、思い出に残っている場所は?

列車。ナポリ駅で停車中の車西にのって、急いでトイレや客車の写真を撮って降りたり、亀のいる水飲み場を探したり(なかった)した思い出があります。

高橋秀弥監督コメント

ーー第9~19話のお気に入りのシーンを教えてください。

「第11話、ナランチャとホルマジオの決着」 このシーンをやりたくて、第5部の監督を引き受けたぐらいです。

ーーでは、苦労したシーンは?

「第18~19話、ギアッチョ戦」 カーチェイス、水中バトル、銃撃戦、作画的にも演出的にも非常に重い題材でした。

ーー第9~19話に登場した場所のロケハンで、思い出に残っていることを教えてください。

カプリ島、ポルポの隠し財産のロケハンのために島中のトイレを探し回りました。そのために「青の洞窟」に行く予定も組めずトイレ探しで終わったのが悲しかった。

Comments on Golden Wind Episode 20 through Golden Wind Episode 37 by directors Yasuhiro Kimura and Hideya Takahashi.

Translation Missing

木村泰大監督コメント

ーー第20~37話お気に入りのシーンを教えてください。

「第24話のノトーリアス・B・I・Gが再度現れるところ」 ホラー・サスペンスを目指した話数でしたが、完璧に怖かったです。何回見ても窓に張り付く音にびっくりします。

ーーでは、苦労したシーンは?

「第21話のキング・クリムゾン空間」 非常に難解なスタンドなので映像表現の強みを生かしてなんとわかりやすくできないかなと苦労しました。

ーーロケハン時の思い出は?

早朝のヴェネツィア。5時間に起きて日の出と朝焼けのヴェネツィアの写真を撮りました。そのときの街の色味や空気感は第19話の決着シーンに生かされています。第2弾OP映像のメインタイトルバックも始発の水上バスから撮った写真をもとに描かれています。

高橋秀弥監督コメント

ーー第20~37話のお気に入りのシーンを教えてください。

「第28話、アバッキオと相棒のシーン」 アフレコの(アバッキオ役の)諏訪部(順一)さん、(警官役の)野瀬(育二)さんお二方の演技が本当に素晴らしく心に残っています。

ーーでは、苦労したシーンは?

「第34話、入れ替わり」 視聴者の方が混乱して置いてきぼりにならないように、気をつけました。声優のみなさまも入れ替わりのキャラを似せるのがうまく助かりました。個人的には(ジョルノ役の)小野(賢章)さんのナランチャが「山下(大輝)さん⁉」と思わせるほどのクオリィティでビックリしましたね。

ーーロケハン時の思い出は?

実は始めに行った場所がローマだったりします。コロッセオ、サンタンジェロ城とラストバトルからロケハンが始まりました。

The first part of a symposium with voice actors Kensho Ono, Yuichi Nakamura, Junichi Suwabe, Kosuke Toriumi, Daiki Yamashita, Junya Enoki, and Sayaka Senbongi.

Translation Missing

ブチャラティチームキャスト座談会(前編)

ジョルノ役・小野賢章、ブチャラティ役・中村悠一、アバッキオ役・諏訪部順一、ミスタ役・鳥海浩輔、ナランチャ役・山下大輝、フーゴ役・榎木淳弥、トリッシュ役・千本木彩花。最終話までのアフレコを終えたブチャラティチームのキャスト陣を直撃した。ジョルノたちと共に旅をしてきた彼らは、今、キャラクターたちにどんなことをかんじているのだろうか?

ーー最終話までアフレコを終えられたとのことで、まずはお疲れさまでした。現在の率直なお気持ちをお聞かせください。

小野(以上、) 1年近く録っていたんですけど、本当にあっという間でした。キャラクターが魅力的で、その魅力に負けないように必死についていこうとやっていたらここまで来た、という印象です。

諏訪部(以上、) アバッキオは途中リタイアという形になってしまいましたが、作品は視聴者としてずっと追い続けていました。原作通り、最終回直前のエピソードでちゃんと出番があってよかったです。今の心境は、やはり非常にさびしいですね。もっと演じたいという気持ちでいっぱいです。できることなら時間を巻き戻して、最初から。「アリアリ」や「無駄無駄」ラッシュは、生で見たかったなぁ。ムーディー・ブルーズの能力が使えるなら、今ここで「再生(リプレイ)」したい(笑)。

千本木(以上、) (笑)。私もあっという間だったなという感想と、さびしいなという感想が大きいですね。一生懸命がむしゃらにやっていたら終わってしまったという感覚で。私は第9話からの参加でしたから、本当に早かったという思いでいっぱいです。

中村(以上、) 始まるときは「長いシリーズになるな」と思ったんですが、終わってみるとあっという間でしたね。間で収録がお休みに入る期間もあったんですけど、それでも1年近くやったような気がしないというか。本当に一瞬に過ぎ去っていった感じがあります。諏訪部さんが言っていたように、もっとやりたいとは思うんですが、原作がある作品で、第2期は確実に存在しないので、さばしいものだなと思いますね。

山下(以上、) 毎週のように録っていて「この時間は『ジョジョ』の時間だ」と思っていたので、また来週になったらさびしさが倍増するんだろうなという気持ちですね。本当にあっという間でしたし、毎回毎回すごく濃い内谷で、思い出に残る作品だったなと思います。今後もどんな形かわからないですけど、演じる機会があればいいな、なんて思っています。

榎木(以上、榎) 私は最初から「あっという間に終わるだろうな」と思っていたました(笑)。フーゴはトータルだと1クール分くらい出ているか出ていないかくらいで、出番のない回も多かったので。でもその中で『ジョジョ』の濃い世界観に浸れて、短かかったですね。フーゴはまだ生きているから、“今後”がある可能性もあると思うので、それを願いたいと思います。

鳥海(以上、鳥) 本当にみなさんがおっしゃるように、期間だけを考えると長い期間やっていたと思うんですけど、終わってしまうとなるとあっという間でさびしさが募ります。収録中も収録後も、チームのような形でみんなでいたので、また何か機会に恵まれたらこうして集まってやれることがあればうれしいなと思います。

ーーありがとうございます。ここからは、これまでの長い旅を振り返っていただきます。それぞれのキャラクターについて、印象に残っているセリフやシーンを教えてください。まずはジョルノから。小野さん、いかがですか?

 名言ばっかりだったんで悩ましいですね。セリフで言ったらやっぱり、ギアッチョ戦の「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだッ!」は、原作を読んだときからすごく好きなセリフだったので、印象に残っています。気合が入りすぎてしまって、収録のときのことはあまり覚えていないくらい(笑)。

ーーギアッチョ戦はかなり激しい戦いでしたからね。以前の本誌のインタビューで、鳥海さんもギアッチョ戦の収録は大変だったとおっしゃっていました。

 戦いつつもよくしゃべっていましたからね。印象的なフレーズがとくに多かった回なんじゃないかな。ジョルノもそうだし、ギアッチョも記憶に残るセリフの多い人なので。ものすごいテンションで駆け抜けた思い出しかないですね。細かいことがどうこういうのはなかなか覚えていなくて、とにかく画面上の彼らみたいに過酷な状況で我々も進んでいたような。

ーーまさに「突っ切るしかねえッ!」というかんじですね。千本木さんもギアッチョ戦がお好きだそうですね。

 はい、やっぱりあの戦いは心を揺さぶれるエピソードだったと思います。私は出ていなかったのですが、オンエアを観ていちファンとして楽し見せていただきました。もう、始まったと思ったら終わっていたというようなレベルで!

 僕がジョルノのセリフで印象に残っているのは、名ゼリフになるのかはわからないですが、「無駄無駄」かな。総尺は第31話でチョコラータにやったものが一番長いんですが、それよりもディアボロにやったラッシュのほうが地味にきつそうで。

 チョコラータ戦のラッシュはカットごとで細かく息継ぎはできたんです。15回とか、20回に一回くらい切り返しがあったんで。でもディアボロ戦のラッシュは、45回くらいかな?ノンブレスだったんですよ。完全に盲点でした(笑)。「これは続かないんだ」と最後の最後で知るという。

ーーチョコラータ戦のものが一番大変なのだと思っていたので、意外です。

 そうなんですよ、僕も「あそこを乗り越えたから、大丈夫だろう」と思って油断していて。アフレコ臨んだら全然息が続かなくて「どうしょう……」って思いました。

 ただロングトーンでやればいいわけではないですからね。テンションとか、どう終わるかとか。

 最後が一番力強いキメにならないけないから、ブレスが一番きつくなってきたところで最後の一押しのパワーがいるんですね。

 なかなか大変だなと思いますよ。

 やっぱり特殊な呼吸法を身につけないとね。矯正マスクを装着したりして(笑)。

ーー呼吸法は身につきましたか?

 そこはもう、頑張りました(笑)。

一同 (笑)。

 あと、何気にジョルノは「こいつ、無敵か」って言うことが多くて、それもけっこう印象に残っています。大体敵に対面するとまずは「無敵」っていう立ち位置に持っていくんですよ(笑)。

 そしてそれをフルボッコにするっていう流れ。

 上げて落とすんです、ジョルノの無敵宣言(笑)。

ーーギアッチョ戦でも「永に関しては弱点がない」って言っていました。

 ギアッチョは実際に無敵気味でしたけどね。

 たしかにそうですね(笑)。

 しぶとかったですよね。

ーー続いてブチャラティの印象的なシーンはどこですか?

 トータルで見ると、第1話と第2話ですね。キャラがちょっと違うっていう。第38話・第39話では1話の前日譚が描かれるのですが、「……第1話とつながらないな」と(笑)。

 きさま!何を言い出すんだッ!

 いやいや、荒木先生を批判するつもりは全然いないですよ!(笑)全シリーズを見ても、物語の中でどんどんキャラクターが進化していくので。第5部でも全員そうなんですけど、ブチャラティはとくに顕著だなと思います。

 きっと第1話でジョルノに会う直前に組織の麻薬の話を知って、自暴自棄な状態だったんじゃない?(笑)

 なるほど!きっとそれだ(笑)。

 ブチャラティの名ゼリフといえば、第20話の「吐き気をもよおす『邪悪』」。第2弾OPでも、ブチャラティのあのシーンはいいですよね。

 ギャングの中にあっても己の正義を突き通す姿はやはりかっこいいよね。

 第21話のボート乗り場での「自分の『信じられる道』を歩いていたい!」というセリフも、私の心の中に刻まれています。

 第30話の車中の会話もいいですよね。悟っている感じというか、受け入れている感じ。私(ミスタ)は寝ていたんですが(笑)。

 血がいっぱい出ちゃっていましたからね(笑)。

 名言と言えば、プロシュート&ペッシ戦にもあるよね。

 「覚悟はいいか?オレはできてる」なんかは、マンガだとけっこう小さめのコマでサラッと言っているんですよ。でもやっぱりみなさんの中で強く残っているから、アニメでは少し目立つ演出にしていて。マンガでやっていたときと違って、今の受け手の解釈でアニメ化しているから、ちょっと演出を変えているというのは面白いなと思いますね。

アバッキオは突っ込みどころが多い⁉

ーーでは、アバッキオはいかがですか?

 アバッキオは初登場時、ジョルノにヤバいものを飲ませようと画策するなど、視聴者のみなさん的に「こいつなんやねん」っていうところからのスタートでしたが、最終的には評価が爆上がりしたのではないでしょうか?そうであって欲しいです(笑)。自分の心の中にある守るべき正義を自ら裏切ってしまったことにより、命を落としてしまった同僚警官。それがずっと深い傷として残っている彼は、『命令を完了する』ことを大切なことと定めてやってきました。与えられた命令を遂行する最中、子どもたちに親切心を出したばっかりに……。道半ば無念の最期ではありましたが、しかしアバッキオの魂は救われたような気がしました。アニメオリジナルの演出もあった第28話は非常に素敵なエピソードだったと思います。……ただ、名言は同僚警官のセリフなんですとねぇ。

 (笑)。アバッキオは途中でしゃべり終えていましたからね。

 アバッキオにもいいこと言って欲しかったです(笑)。数少ない戦闘では、ポンペイでのチンピラキックがたまらないですね。あとは第22話でほかのメンバーに後乗りして殴る蹴るところも。

 あそこはすごく印象に残っています!ワインを飲んだと思ったら次のカットでもう暴行に加わっていて。

 ノらなさそうでノッてくる。

 落ち着いた大人っぽさを漂わせつつ「おまえもかいッ!」ってところが面白い。

 お茶目ですね(笑)。

 僕はナランチャが小便しているのを見て「きたねえッ!」って言っていたのが衝撃的でした。

 「変態趣味になったか!」とも言っていましたね。

 ジョルノとしては、アバッキオから「お茶」の振る舞いを受けた身なので、「あなたが言うんですか」って(笑)。

 それは視聴者のみなさんからもさんざん突っ込まれていましたね(笑)。

 アバッキオはけっこう突っ込みどころが多いですよね。

 いろいろ矛盾があるんだよ。人間だもの。

 前に進むってそういうことですよね。

 そうそう(笑)。

あと、ムーディー・ブルーズの肩の部分をつかむと伸びるっていうのが印象的で。ちょっと触ってみたいです。

 あれは驚きましたね。ヌメッとした質感とセクシーなフォルムがムーディー・ブルーズの魅力ですね。かつては「ほかのスタンドと比べて地味だな」と思っていたのですが、今回のアニメ化で非常に好きになりました。みなさん、「弱い」といじめないでください(笑)。

 弱くはないですよ。マン・イン・ザ・ミラーのときは押していたじゃないですか。

 あれはマン・イン・ザ・ミラーが鏡の中に引きずり込む能力にエネルギーのほとんどを使っていて攻撃パワーがほとんどないからで。ムーディー・ブルーズよりアバッキオが直接戦ったほうが強いんじゃないかというウワサです(笑)。

 音も印象的ですよね。

 ちょっとレトロな表現でしたね。アニメならではの表現で色づけされたことによって、ムーディー・ブルーズのスタンド能力はより印象深くなったような気がしました。

ーーお次はミスタについて。

 ミスタは第一印象と、戦闘中とのギャップがすごくある人ですよね。冷静だったり冷徹だったり、戦いの中での肝の据わり方と、ふだんの姿との差が激しくて、演じていても面白かったなと思います。よくしゃべる人なんですが、印象に残っているとなるとなんだろうな……。ギアッチョ戦は印象に残っていますが……あ、「ジョルノ」ってすごくいっぱい言った気がする。

 僕も「ミスタ」って何回叫んだことが。

 ギアッチョ戦はお互いにすごく呼びあっていまして。ミスタは早々にジョルノを認めていましたよね。

 アニメ化で改めて観ると能力の相性もいいんですよね。銃弾が実弾だから、生命を与えられる。もし(第3部の)ホル・ホースみたいな能力だったらできなかった。

 ホル・ホースの銃はスタンドだからね。そういった意味では、すごく人間くさいやりとりをそれぞれのキャラクターとしているんじゃないかな。そういうところが印象に残っていますね。

ーー14話では、フーゴとトリッシュの胸元にドキドキする一幕もありました。

 年相応のやり取りですね。

 忘れがちですけど、10代ですからね(笑)。

 思春期ですもんね。そういうギャップがすごくあるキャラクターだったので、非常に面白かったです。

 ミスタだけでなく、セックス・ピストルズもすべて演じるのは大変そうでしたね。

 あのセリフ量だと、若干「別キャストでもいいんじゃない?」って思いませんでした?(笑)

 でもそうすると、2話くらい出番なし回ができてしまうんですよ(笑)。ミスタがやられたあとにピストルズが頑張るってことがあって。

 それは大事だね(笑)。

 あそこまでしゃべるスタンドはなかなかないと思うので、大変は大変でしたが、楽しかったですよ。スタンドがミスタとだけじゃなくほかの人とも会話しているんですよ。

 泣き虫は№5でしたっけ?めちゃめちゃかわいかった。№5が頑張る回が好きです。あの意思があるのはかわいいですよね。

 お昼ごはんをねだったりするのも、なかなか珍しいですよね。

 ミスタとピストルズは、親子みたいですよね(笑)。

キャラクターの好感度が上下したけっかけとは⁉

ーー続いてナランチャについて、お願いします。

 ふだんみんなと会話をしているときは、算数もできないアホの子なんですけど、戦闘になるとすごく機転がきいて頭の回転が速くなるというのが印象的で。ホルマジオ戦もそうなんですけど、スクアーロ&ティッツァーノ戦ではすぐ行動に移せるポテンシャルを持っているなと感じました。あとはやっぱり誰よりも、ブチャラティをはじめ仲間のことをすごく思う子だなと感じていて。自分が生きている理由が「ここにいること」だと発見できた、運河をクロールで泳ぐシーンはすごく印象的でした。ナランチャが初めて自分で選択をして一歩踏み出すことができたのが、あのシーンじゃないのかなって思うんですよね。「自分で決めるんだ」ってブチャラティに言われて、「『命令』してくれ」から「命令しないでくれ」になるところが、すごく熱いですよね。原作を読んでいても感じたのですが、あのシーンはすごく好きです。

ーーあのシーンは絵の力も強く感じられました。

 アニメ化になったからこその演出のすごさ、オリジナリティーみたいなところもありましたね。演出といえば、ホルマジオ戦で色がバッて変わるシーンはすごく感動しました。炎が紫になって、音楽も一緒に変わるのが、すごくかっこいいなと。スタッフのみなさんも『ジョジョ』のことが大好きな人たちで、すごく気合いを入れて作っているんだと感じる演出でした。

 ナランチャの一番かっこいいところは、第1弾のOPだよね。

 (腕を広げて)これですか?

 セルフ滑走路!

 ナランチャは孤立無援で戦いがち。

 必ず一人で戦いに行く。

 お当番回が長いしね。

 そうですね、ずーっと叫んで、ずーっとモノローグで葛藤しているんで、本当に忙しかったです。山下の頭の回転が追いかかなかった(笑)。

ーースクアーロ&ティッツアーノ戦で、トーキング・ヘッドに操られるところと、モノローグの葛藤のところは、別々に収録されたんですか?

 そのままの流れで、一緒に録りました。最初はもっと操られていることがバレないようにやっていたんですけど、「わかりやすくウソをついている感じに」と演出をいただいて。ちょっとロボットっぽく、言わされている感のある演出になったことで、観ている方にはよりわかりやすくなったのかなと思います。でもやっぱり大変でした。自分も自分で何を言っているかわからなくなるし……。

 ナランチャはアバッキオが死んだとき一番激しく悲しんでくれたので、好感度が上がりました。

一同 (笑)。

 ほかのキャラクターの気持ちを代弁してくれていましたね。

 我々も悲しんでいるんですよ。ブチャラティなんて、出ないはずの血を流していましたからね(笑)。

 あれはきっと無理して出したんだよ、残っていた血を。ワンワン泣くヤツがいるからね。こっちだって泣きたいよ!(笑)

一同 (笑)。

 やっぱり、小さいころにいろんな経験をしていたからこそ、人に寄り添えるようなやさしさを持っているのかなって思います。残念なことに死んでいしまいましたが……。学校に行ってほしかった……。

 あのセリフは、完全にフラグだったもんね。

 「言うな」って思ったもん!精神が入れ替わっていたので、賢章くんがあのセリフを言ったんですけど。

 僕も「言いたくないな」って思いましたよ。

 スクアーロ&ティッツァーノ戦を経て、やっとジョルノとも仲よくなって、いろいろ未来が見え始めたときに、突然だったから……もう「荒木先生……」って思いました。残酷ですよ、この世界は……。

ーーでは続いて、フーゴはいかがでしょう?

 フーゴは原作にないセリフをたくさん追加してもらっていて。ボート乗らずに別れるシーンでも「正しいバカにはなれない」とか。その言葉から、「みんながボスのことを許さずに自分の正義のために戦いに行くのを正しいとわかっていながらも、ついていけない」っていう苦しみが人間らしいなと感じました。僕もたぶん、行かないと思うんで。みんな、死ぬだろうと思っていながら戦いに行くので、ついていきたい気持ちもあるけど行けないっていうのは僕的にはいないと思います。ナランチャにスパゲティを食べさせてやるだとか、フーゴの中にも“自分なりの正しさ”があると思うんですけど、やっぱり命には代えられないっていうところが人間味があるなと。ただ、フーゴが離脱して、「次の話数では、みんな少しは悲しんでくれるのかな」って思ったら、そうでもなかった(笑)。

 普通にご飯を食べるところからのスタートで。

 「ガッツが足りないよ~」からでしたからね。

 飯食ってんじゃねーよ!(笑)。しかも、原作の「ガッツのG」のイラストには何気なくフーゴもいるんですよ。ちょっと悲しくなりました。

 第21話のラストで、「フーゴの野郎、来なかったな」「ま、判断はそれぞれの問題だ」という話になっていますから。しょうがないよ、って(笑)。

 「しょうがないよ」じゃないですよ!もうちょっと、「あいつもいろいろあるんだな……」みたいに掘り下げてほしかった!みんなの好感度が僕の中では下がりました(笑)。

一同 (笑)。

 フーゴの能力があれば、もうちょっとね。

 死なずにすんだかも。

 蛇の血清も、いろんな場面で使えたはずなんですけどね。でも抜けた理由が原作のあとがきに書いてあって、それを読むと「仕方ないな」と思うところもあります。

ーーほかのみなさんの、フーゴの印象的なシーンは?

 ……暴力?

一同 (笑)。

 出だしからフォークで頬を刺されていましたから。

 あの傷、すぐ治っていたよね。

 ナランチャはすぐ傷が治るんですよ。

 若いから(笑)。

 代謝がいいんです(笑)。

 そして謝ったら許してくれる(笑)。

 スパゲティを食わせてくれる人はいい人だからね。

 ナランチャが死んだときも、チラッと絵だけでフーゴが映っていて。やっぱりこの二人には不思議な絆があったんでしょうね。

 やっぱりフーゴは、キレている印象があります。第12話の、ポンペイに向かう車の中でのブツブツとか。

 アドリブでやったやつだ。

 一番の常識人のようでいて、じつは一番ヤバい感じ。

 何が地雷なのかわからないですよね。

 回想でもキレていた。

 教授を辞書で殴り倒して。

 フーゴは……“ピュアギャング”だよね(笑)。

一同 (笑)。

 僕は正当防衛だし。

 ブチャラティも殺されそうになっている父親を守るためでしたから。でもフーゴは、逃げ出せばいいものを、自分から向かっていっていて。アニメオリジナルでキレるシーンも追加されているし。

 純度100%のギャングなんですかね(笑)。

 トリッシュに服で手をふかれてキレるところも記憶に残っているな。

 あれもオリジナルのキレシーンでしたね。すごく愛を注いでいただき、ありがたいなと思います。

 その一方で、一緒にダンスも踊ってくれる。

 ノリはいいんですよ。

 チームで一番の古参ですからね。

 最古参。でもついていけないってところが、いいですね。

ーーでは、最後はトリッシュについてお願いします。

 印象に残っているセリフはいろいろとあります。スパイス・ガールですと「『ダイヤモンド』ヨリモ壊レナイッ」がそうです。ノトーリアス・B・I・G戦は、それまでの過程を経てのバトルでしたので、気合が入りましたし、そこで一つスイッチが入ったという気がします。みんなについていく覚悟ができた回だったなと。ただ、トリッシュにはスタンドを出して戦いはしましたけど、本当に自分が危機になったときにしか出てこないのではないかなと思っています。今後トリッシュが生活していて、スタンドが出るかどうかはわからないなと。

だから、私は、みなさんとは少し違う場所にいるのかなという感覚が強いです。なんて言ったらいいんでしょう……。“女の子”という感じが強いかもしれないです。ナランチャの傷も心配しますし、いろいろなところに“普通の感覚”を持っていたのかなと。その一方で、みんなからったキャラクターだとも思いますね。物語自体は短い期間ではありますけど、出会いから少しずつみんなと関係性を築いていくというのが印象的でした。

ーートリッシュはとくに、成長していく過程が順を追って描かれた印象があります。

 そうですね。戦いになるとあまり出てこなくはなりますが、少しずつ変化していくというのが丁寧に描かれていたかなと思います。

 僕はやっぱりミスタと精神が入れ替わったところが印象に残っているな。ほかの入れ替わりよりもこのふたりに関しては、ひとつ“性別の壁”というハードルがありますからね。

 トリッシュの言葉は、私が代弁させていただきました。休憩のときに音響監督の岩浪(美和)さんに「間違ってオーディションを受けに来ちゃったみたいだね」って言われて(笑)。

 言われましたね(笑)。「間違えすぎでしょ」という感じで。絶対に受からないやつですよ。

 入れ替わりのシーンでは、僕たちだけじゃなく、それぞれ「ふだんだとどういうふうに言っているの?」みたいなやりとりをして。お互いに、実際に本域に近い形でやってみせ合いましたよね。

 放送された話数を観返して、鳥海さんのミスタのセリフのニュアンスと、私が言うミスタのセリフを照らし合わせました。それで調整してアフレコに行きましたね。

 ミスタの話になってる(笑)。

 あ、本当ですね!(笑)

 トリッシュ的には、やっぱりスパイス・ガールも忘れてはいけないポイントですね。

 スパイス・ガールの登場は、ノトーリアス・B・I・G戦くらいか。

 あとは、ディアボロ戦でもちょろっと出ていますね。

 なんなら私よりも鳥海さんのほうが「スパイス・ガール」と言っているんですよね(笑)。私、発動するときには1回しか言っていないんです。スパイス・ガールは自分で出てきて、自分で名乗っていたから。

 僕は発動させるのは2回やっています。

 「いいなぁ~」と思いながら見ていました(笑)。

 そういえば、ミスタが一番言っていますよね。ゴールド・エクスペリエンスも「ジョルノの代わりに俺が叫ばせてもらうぜ」っていっていましたし。

 人のスタンド名をね(笑)。

ディアボロ戦でのラッシュは45回くらいノンブレスだった(小野)

「ジョルノ」ってすごくいっぱい言った気がする(鳥海)

(アバッキオの死には)こっちだって泣きたいよ!(中村)

フーゴとナランチャの間には不思議な絆があったんでしょう(榎木)

私より鳥海さんのほうが「スパイス・ガール」と言っていた(千本木)

後編はP88へ!

An interview with David Production director and animation producer Toshitaka Kasama.

Animation Producer Toshitaka Kasama Interview

--The story is finally at its climax. After this, how do you think you'll look back on this project?

Being that there are various Stand Users, with a variety of different fights, everyone in the Staff had this problem of "how should we express this" while working on the series. For example, with expressing Green Day's mold springing to life, and expressing White Album chasing the car, "how can we change how we show this enemy" was an especially troubling facet. In addition, with things like the enemy Hitman Team, there's a lot of unique characters, and so people in the animation Staff would raise their hands and say "I wanna draw this character" and that made for happy episodes.

--I heard that Melone's popular among the Staff.

That's true I guess (laughs). Risotto was also extremely popular. Charmed by a spooky man that lives in the shadows, right? Doppio was also popular. In previous Parts, there were many male characters drawn with thin lines, so I think there were also female Staff doing linework. The time in which I'm receiving this interview is just about when we're starting to draw Diavolo, so everyone is saying "This hair pattern, how should we do it?", while trying their best at work (laughs).

--Regarding this project, is there anything "unique about JoJo"?

Obviously the answer is definitely yes about any work, but also the way we do things means that we can't make things look the exact same as the original, so [for JoJo in particular] there's this idea that "if we can't replicate the look of the original work in this scene, we'll absolutely regret it". Everyone persevering and keeping on drawing until the end, that feeling is incredibly strong with "JoJo", it seems. Particularly the animation Staff, they really keep their heads down, I think.

--A scene that feels like the Staff were especially in the zone would be?

There's not any one in particular, but if there's one that strongly sticks out... it'd be Episode 31's long cut of Giorno's "Rush", wouldn't it? Being that this Rush scene has many cuts, it would normally be the responsibility of 1 animator, but they pieced it out 1 cut at a time to the action animators. In the cut, there are the many characteristics of each animator that drew each piece, so they held a "whoever can draw the coolest is the champion" competition (laughs). It was especially hard work, so we give them the title "Useless, Useless Key Animation" in the credits (laughs).

That kind of feeling, it's something that surpassed the boundaries of "work" for "JoJo", something that truly existed within the Staff. The would never say to "just do it", the Staff themselves would propose "I want to do it". With this "Useless, Useless Rush", everyone had a playful heart, had fun, and went in head-on. I feel extremely grateful for the original work and to have happened to meet the Staff.

--Thank you very much. Anything you wanna note before the end?

This long journey is finally at its climax. Those who have read the original work know, there's a shocking twist after this. You won't know what happens if you don't watch until the end, so watch without any distractions up until the last seconds.

笠間寿高アニメーションプロデューサーインタビュー

ーー物語はいよいよ佳境です。ここまで制作を振り返って、いかがですか?

いろんな敵スタンド使い、いろんな戦いのバリエーションがあったので、スタッフのみなさんには「どういうふうに表現しょうか」と悩みながら作業いただきました。たとえば、グリーン・ディのカビが生えてくる表現であったり、車を追いかけるホワイト・アルバムの表現であったり、「いかに敵ごとに見せ方を変えようか」というのはとくに苦心した部分です。また、敵の暗殺者チームなど、個性的なキャラクターが多くいるので、作画スタッフのなかで「このキャラクターは私が描きたい」と手を挙げていただいたのはうれしい話でした。

ーースタッフの間ではメローネが人気だったとうかがいました。

そうですね(笑)。ほかにはリゾットも非常に人気でした。影がある妖しい男に惹かれるんでしょうか?あとはドッピオも人気でしたよ。これまでの部以上に線の細い男性キャラクターが多かったので、女性スタッフも含めて筆が乗っていたと思います。このインタビューを受けているタイミングではちょうどディアボロを描き始めているところで、みなさん「あの髪の模様は、どうなっているんだろう?」と言いながら、頑張って作業しています(笑)。

ーー制作において、“『ジョジョ』ならではのこと”ってありますか?

もちろんどの作品でもそうなんですが、二度と同じものが作れないことを僕たちはやらせていただいているので、「ここで原作の表情、シーンを再現できなければ、絶対に後悔する」という思いがあって。みなさん最後まで粘りに粘って描いているというのが、『ジョジョ』はすごく強いと感じますね。とくに作画スタッフには、頭が下がる思います。

ーースタッフがとくにノっていたと感じるシーンは?

どれも差がないんですが、強いて挙げるなら……第31話における長尺のジョルノの“ラッシュ”ですね。このラッシュのシーンは何カットもあって、通常だと1人のアニメーターが担当するのですが、今回はアクションアニメーターさんに1カットずつ分担していただきました。カットごとに別々の個性のアニメーターさんが描き分けたことで、彼らの中で“誰が一番かっこよく描けるか選手権”が開催されていました(笑)。せっかくなので、クレジットに「無駄無駄原画」という肩書を付けています(笑)。

そんな感じて、『ジョジョ』って“仕事”の枠を超えた何かが、確実にスタッフの中にあるんですよ。監督から「やって」と言われるのではなく、スタッフが自ら「やりたい」と提案する。今回の“無駄無駄ラッシュ”にも、みなさん、遊び心を持って楽しんで向き合っていらっしゃいました。非常にありがたい作品とスタッフに巡り合えたと感じます。

ーーありがとうございます。最後に今後の見どころを。

この長い旅もいよいよクライマックス。原作をお読みの方はご存じかと思いますが、このあとも衝撃の展開が持ち構えています。何が起こったのか、最後まで観ないとわからない作りになっていますので、ラスト数秒まで気を抜かずに観ていただければと思います。

The last part of a symposium with voice actors Kensho Ono, Yuichi Nakamura, Junichi Suwabe, Kosuke Toriumi, Daiki Yamashita, Junya Enoki, and Sayaka Senbongi.

Translation Missing

前編はP21へ!

ブチャラティチームキャスト座談会(後編)

ブチャラティチームのキャスト陣によるトークはまだまだ続く。「ジョルノたちのようにこの7人で旅をするなら?という質問に、7人の妄想が炸裂⁉」

『ジョジョ』キャストに演技力以上に必要なもの

ーー敵キャラクターやサブキャラクターで、とくに印象に残っているのは?

 すべてのキャラクターが濃いので、とくにと言われてもなかなか選ぶのが難しいですよね。

 僕、感動したのは斉藤壮馬くんが演じたドッピオの「とおるるるるる」ですね。あまりにうまくて「う、うまいッ……!」って思いました。「るんるるるるん」の弾むような音まで入れていて、圧倒されました。

 これからは「電話の音」役でキャスティングされるようになるんじゃない(笑)。

 『ジョジョ』って特殊な言い回しや擬音を言っていることがあるんで、演技力って意味じゃなくて特殊な技量、スキルがある人が際立ってくるんですよね。とくに電話の音は思いましたけれども「そんな言い方できるんだ!」みたいな。

 チョコラータの「よしよし」もそうですよね。

 「よしよし(↑)よしよし(↓)」って。

 ああいうセリフのニュアンスって、ここにいるそれぞれがあの役をいただいたら違うやり方になると思うんです。

 セッコも「攻めるなぁ~」って感じでしたよね。みんな、喉が強いなって思います。物理的に苛酷さはありますから。

 みなさん「覚悟」して現場に臨まれていますからね。「ここで出し尽くさないといけないので、次の現場は無理だな」という意気込みで(笑)。

 ポルポさんが実際には一回も一緒にならなかったんで、オンエアでしか聞けていないんですよ。登場がまだ我々の参加前だったので。あとはだいたい、暗殺者チームもずっと一緒にやっていますし。

 暗殺者チームでは、岩浪さんがメローネをすごくこだわって指導されていましたよね。

 「もっといやらしく」でしたっけ?

 そうそう、「もっと変態で」とか。

 「もっと気持ち悪く」とか、直接的すぎて(笑)。能力も気持ち悪いし、メローネも気持ち悪いし、あの気持ち悪さはすごいな、って印象に残っています。あんなに岩浪さんがこだわるの初めて見た気がします(笑)。

 ほしがってましたね~。

 メローネは、シリーズ屈指の「生理的に気持ち悪いキャラ」ですからね。

 女性としては、メローネは本当に気持ち悪い!

 男性からしても気持ち悪いですよ(笑)。

ーーメローネは、そんな危険な雰囲気も魅力ですからね。では、千本木さんのお気に入りのサブキャラクターはいかがですか?

 ポルナレフが出てきたときは感動しましたね。「ついに」と。原作を読んでいたときはポルナレフが出てくるとは知らずに読んでいたので、出てきたときにとても驚きました。第3部のアニメも観ていましたし、実際に小松(史法)さんが演じられているポルナレフを目の前で見て、感動してしまいました。

 シリーズとしてのつながりを感じられるよね。

 そうですね、まさに。

 最初に承太郎が出てきたり、康一くんが出てきたりもしていましたよね。

 ジョルノはポルナレフとも会っているけど、お互いに関係性を知らないんだよね、きっと。ポルナレフは知っていたら仲よくしてくれないかもね。

 たしかに、DIOの息子ですからね。仲よくしてくれないでしょう。僕が印象に残っているのは、ザ・クレイトフル。デッドがフィレンツェ行き超特急で老化させたお客さんたちですね。

一同 (笑)。

 「ママ……」って、赤ちゃんがおじいさんになるのは衝撃的でした。

 シリーズおなじみの「子どもっぽくない子ども」も健在でしたね。ジョルノとブチャラティが対戦したとき、ブチャラティが取り付けた腕の少年も、「少年⁉」っていうビジュアルでした(笑)。

ーー山下さんはいかがですか?

 ナランチャが初めて戦ったホルマジオですかね。ブチャラティたちがいる場所を発見したときの「『ブドウ畑』だッ!」が大好きなんです、すっごくうれしそうで(笑)。こんなにブドウ畑で喜ぶ人、全人類でこの人だけだろうなって思いました。

 あのブドウ畑は一生忘れないね(笑)。

チームの足跡をたどるツアーをプランニング!

ーーでは、ちょっと趣向を変えた質問です。もし、この7人でブチャラティチームのように旅をするとしたら、それぞれどんな役割をこなしそうですか?リーダーとか、レストラン選びとか、ナビ係とか、運転係とか……。

 もう、全部諏訪部さんですよね。リーダー:諏訪部さん、レストラン選び:諏訪部さん、運転しながらナビもできるので、諏訪部さん。

 キミたちは何をやるんだい?

 僕と山下くんは食べる係。

 食レポやります。

 飲む係。

 思い出写真撮ります。

 ショッピング係!

 僕は……寝てよう。後部座席で寝る係(笑)。

 こんなチームは解散だッ!(笑)

一同 (笑)。

ーーでは、作中で出てきた場所で行ってみたいところはありますか?

 すべて行きたいですね。

 行きたいですね~。あのルートを回る旅をしたいです。

 聖地巡礼をする方もいらっしゃるのでは?

 たぶん連載時とかにはいたんじゃないですかね。

 旅行会社がジョルノたちの足跡をたどるツアーを組んだら、お客さん集まるんじゃない?

 いいですね~。

ーーネアポリスから、カプリ島、ポンペイ、ヴェネツィアへ。そしてサルディニア島へ向かう途中で飛行機が落ちて。

 そこまで再現するんですか⁉

 「ここからはスカイダイビングになります」って(笑)。

 パラシュートを付けて(笑)。

 じゃあ僕、運河を泳ぐことになりますね。

 榎木くんはサン・ジョルジョ・マジョーレ島で置いていくから。

 途中下車(笑)。序盤も序盤ですよ⁉

 現地解散ですね。自分はサルディニア島の浜辺で解散。寝ている間にみんながいなくなっていて、起きたら「あれ⁉花植えてある⁉」ってなるという(笑)。山下くんはコロッセオまで行けるからいいね。

 串刺しになってお別れですね(笑)。

ーーフーゴプラン、アバッキオプラン、ナランチャプラン……いろんなプランが組めそうで、夢が膨らみますね(笑)。それでは最後に、第38・39話の放送を楽しみにしているファンに向けて、メッセージをお願いします。

 こうして3クールに渡って演らせていただきましたけど本当に最後の最後までものすごい物語ができあがっていると思いますので、とにかく楽しんで観てください。本当に、それに尽きます(笑)。

 最終話ということでジョルノたちの長い旅がついに終わるのかというところです。フーゴはどうなっているのかっていうところも最後の2話で観ていただいて、それぞれの旅がどういうふうに終わりを迎えたのか楽しみにしてもらえればと思います。

 アニメをここまで観てくださっている方はもうわかっているとは思うんですけども、やっぱり最後の最後まで第5部の『黄金の風』としての空気感で駆け抜けていきます。最後まで観ていただければという思いでいっぱいです。

 この最後の2話はみなさんをお待たせしている分、クオリティーを高めて完成するのかなと、僕らもいつも以上に楽しみにしてるところです。原作を読まれている方は最後にどういう話に行き着くかはおわかりだとは思うんですけども、改めてこのチームがどういう関係性なのかというところを観られると思うので、楽しみにしていただければと思っております。

 ついに最終話の放送が近づいてきました。周りの方から「第5部もすごく面白い」と言っていただくことも多くて、その期待に応えるべく、キャスト全員すごく気持ちを込めて精一杯演じています。自分で言うのもおこがましいですが、私もすごく気合を入れて演じさせていただきました。最後まで楽しんで観ていただけたら、絶対にそれに応える作品になっていると思いますので、最後までよろしくお願いします。

 高い熱量でありったけのものをブッ込んで駆け抜けてきました。これはキャストも、スタッフのみなさんも一緒だと思います。ぜひとも最終話までお付き合いくださいませ。そしてまた第1話から観返していただけると幸いです。現代ではいろんなかたちで2度3度と繰り返しリプレイすることもできますので、あなたのお好みの合法的手段によって本作を永きに渡り愛していただけると幸いです。よろしくお願いします。

 本当に駆け抜けたっていうような印象があります。ここまで毎回毎回「勝負の回だ」という気持ちでやってきたので、最後までぜひ見届けていただけたらと思いますね。今までやってきたことや、第1部からの物語のすべてがつながってきたんだと思えるような作品なので、最後まで観て「この物語もすべてつながっていたんだ」と思っていただけたら幸いです。

『ジョジョ』のキャストは、みなさん「覚悟」して現場に臨まれています(諏訪部)

最後の最後まで『黄金の風』としての空気感で駆け抜けていきます(山下)

A set of autographs from the main cast of Golden Wind's voice actors.

Kensho Ono: The final episode! Absolutely please watch it!!

Yuichi Nakamura: Arrivederci!!

Junichi Suwabe: Absolutely don't pass this up!

Sayaka Senbongi: Please support me up until the end!!

Kosuke Toriumi: Watch it for me, wontcha?!

Junya Enoki: Ubashaa!

Daiki Yamashita: Volare Via!!

小野賢章 最終話!ぜひご覧くださいッ!!

中村悠一 アリーヴェデルチ!!

諏訪部順一 絶対に見逃すんじゃあねぇぞッ!

千本木彩花 最後までどうぞよろしくおねがいします!!

鳥海浩輔 見てくれよなっ!

榎木淳弥 うばしゃあ~!

山下大輝 ボラーレヴィーア!!

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