Daisuke Ono (April 2014)
Interview with Daisuke Ono.
Interview
Ono’s first encounter with Jojo’s came in middle school, when Part 3 of the manga -- Stardust Crusaders -- was running. It wasn’t until he went off to college, however, that he realized just how powerful Jojo’s truly was.
“I had a lot of free time as a college student, and I ended up getting totally sucked into Jojo’s, to the point where I spent what little money I had on the whole series up that point. And then during the course of my going to school, as I read it over and over again, I realized everything I needed to live my life was in that comic.”
A big part of that realization was the rather adult nature of Jojo’s, which mixes horror and suspense elements in a bid to live up to the Bizarre part of its title, and, at least according to Ono, became even more satisfying when viewed through the eyes of an adult.
“As I started to understand the little subtleties and quirks of life, as I experienced doubt, confusion and frustration and accumulated life experience, I found more and more things in Jojo’s that resonated and stayed with me,” Ono said.
Ultimately, Jojo’s was part of the reason he decided to enter the world of broadcasting, and part of how he found success. Ono found himself frustrated with weak communication skills, unable to get others interested in what he had to offer professionally, and floundering in general. It was during this period of his life that he encountered Jojo’s again, discovered a love for radio, and met common friends who would shape the rest of his life.
“The people I work with, my closest friends and acquaintances who I see on a daily basis, are all huge Jojo’s fans. In a way, reading Jojo’s pointed the way forward during the time of my life when I most felt frustrated and unsure of what to do next.” An inspiring story, but how did he feel about getting the chance to play Jotaro Kujo, one of the most iconic characters in manga and anime history?
“Well, Jotaro’s a representative character of the series, and from the part that I think most people are aware of in general, so I felt a lot of pressure at first, followed by more pressure, culminating in… really, it was just all pressure.”
There were also a few questions asked about the audition process for the Jojo’s Bizarre Adventure: All Star Battle video game, which Ono also played Jotaro in. As is often the case in these kinds of situations, the audition process for the Stardust Crusaders TV series was completely separate from that of the game, and Ono found himself having to re-audition for Jotaro all the way from square one. It all ended up working out in the end, though.
“Jotaro is a character who’s cool and collected and on the verge of boiling over all at the same time. He takes those two contradictory elements and makes them work together at a high level,” Ono said. “He’s a guy who’s cool on the surface, but deep down inside he’s white-hot.”[1]
『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』 / http://jojo-animation.com/
■ 生きていく中で自分に必要な要素が全てこの作品に入っている
―アニメ!アニメ!(以下、AA) まず、ジョジョに初めて出会ったのはいつでしょうか?
―小野大輔さん(以下、小野) 小学生の時、第3部をやっていた辺りが最初の邂逅だったと思います。そのあとは大学へ入って上京してから、第5部を連載している辺りです。 大学時代なのでとにかく時間に余裕があるわけですよね。ドハマりして、なけなしのお金で全巻買いました(笑)。大学生活を送りながら「生きていく中で自分に必要な要素が全てこの作品に入っている」と思って何回も読み返してました。
―AA 小学校での出会いから、大学までは間が空くんですね。
―小野 小、中学生の時期は、サスペンス要素もホラー要素も入っている文字通り「奇妙な」作品、ジャンプの中でも大人びた作品だったのでハマるまでは行かなかったんです。大学時代にいろんな人生の機微がわかり始めて、自分がやっていることに疑問を抱いたり、道に迷ったり挫折したりと人生経験が多くなればなるほど、ジョジョから受けとるもの、響くものがどんどん増えていって。これはもしかしたらとんでもなくすばらしい作品を見逃していたのではないかと、やっとそこで気づいたんでしょうね。
―AA その辺りで、ご自身に転機が訪れたということですか?
―小野 中学、高校時代は自分が将来何になりたいか、かっちり決めてる人はなかなかいないと思います。自分も「大学に行って放送のことを勉強して放送業界になんとなく関わりたい」っていうことしか決めていませんでした。
fd
―AA 日本大学芸術学部に進学されています。
―小野 そうです。ただ、入ってから「自分は人とのコミュニケーションが苦手だ」ということに気づいたんです。僕は放送学科・テレビ制作コースにいたのですが、テレビを作るとなるとものすごく多くのスタッフさんとコミュニケーションが必要だし、企画や演出ですとさらに多くの人に指示を出さないといけない。つまり自分に興味を持ってもらって、やりたいことを伝えないといけないんです。僕にはそれが全くできなかった。 テレビ制作に関する勉強もしてなかったし、ただ好きなだけで放送学科に入ったので、そこで挫折してしまって。そこで、ラジオ制作に行くんです。 ラジオは2人いれば番組作れちゃう。マンガやアニメ、そうしたサブカルチャーがすごく好きだったので、「これを仕事にしたいな」と思い始めたんです。ジョジョに触れたのはその時期なんですよ。 例えば、第3部のホイィール・オブ・フォーチュン(運命の車輪)戦のセリフ「『道』というものは自分で切り開くものだ」という言葉。すごく感銘を受けました。
―AA 刺さる言葉です。
―小野 実はその時の仲間は今でもすごく連絡を取ったりしますし、現場で会ったりもするんですよ。 アニメの制作スタッフさんにいたり、今ライターやってる友だちもいます。親友であり戦友である存在です。それは大学時代、道に迷っていた時の自分がジョジョに出会って変わったからこそだと思うんです。
―AA ジョジョに導かれて、今の小野さんや友人たちがいるわけですね。
―小野 僕の周りの人、親友として今でも付き合う人ってみんなジョジョ好きで(笑)。コミュニケーションを人と取るということに挫折した時から、ジョジョという作品が人生の指針になる、ということがはじまっていた気がします。
―AA そういった小野さん自身の人生の指針になるような大きな作品に、主人公として関われるということが決まった時のお気持ちというのはどういったものだったのでしょうか。
―小野 第3部はジョジョを代表するような、象徴的な部だと思います。一般的にも一番認知度が高いパートになっていると思うので、その主人公・空条承太郎を演じるというのは、最初はプレッシャー、さらにプレッシャー……本当にプレッシャーでした。
(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会[2]