Yomiuri Shimbun (October 2012)
Interview Archive
On October 12, 2012, the morning edition of the Yomiuri Shimbun newspaper featured an article in its Culture section that discusses JoJo's Bizarre Adventure and its 25th Anniversary. Included in the article is commentary from Hirohiko Araki discussing his thoughts on the series. A comment from Hiroyuki Omori, a producer for the anime, is also included.[1]
Interview
Hirohiko Araki
連載25周年を迎え、ジョジョの物語を紡ぎ続ける荒木飛呂彦さんが、作品に込めた思いを語った。
「ここまで続くとは思っていませんでした。当初、米国文学の『エデンの東』の影響を受け、3部立てで描くことは考えていた。その後は、僕の人間としての成長に合わせて、テーマを決めてきました。第8部まで続けているのも、途中から、僕には『ジョジョ』しかないと思うようになったから。今はライフワークですね」
「奇妙なセリフは、意識していません。湧いてくるまま書いています。けれど、米国の『刑事コジャック』とかのドラマの影響が自然に出ているんでしょう。独特な擬音も、作品に与えるリズムを意識しています。漫画は音楽がない表現媒体。映画のように、ここにこんな音があったら、というのをそのまま擬音にしました」
「作品のテーマは『人間賛歌』です。物語は人間が中心。神様は出てきません。一見ひ弱そうでも、恨みの気持ちがすごく強い人は怖い。でもそれが人間で、強い登場人物ばかりじゃない。そんな人たちの衝突や戦いが、どのように解決されるのかを描きたいです」
「未来のことは描きません。最近は時代の流れが速すぎて、未来を描いてもすぐに古くなってしまう。常に今の時代の空気を感じながら、作品に反映させたいですね」
Hiroyuki Omori
“In order to be recreated, the ‘ッ’ at the end of the important line ‘I won’t forgive you!’ (ゆるさんッ!)[a] is written just like that in the script. We have taken great care to reproduce the feeling of the original work.”
「重要なセリフは、『ゆるさんッ!』の『ッ』まで再現してもらうよう、そのまま台本に書いている。原作の雰囲気が出るように心を配った」
Notes
- ↑ Referring to the line, "What are you doing? I won't forgive you!" (何をするんだァーッ ゆるさんッ!), from Jonathan Joestar in Chapter 1.
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