Gorgeous Irene (Volume)

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Template:Volume box The Gorgeous Irene (ゴージャス★アイリン, Gōjasu Airin, lit. Gorgeous Irene) is a compilation of one-shots from Hirohiko Araki.

Summary

This volume compiles several previous works from Hirohiko Araki, dating from before the publication of JoJo's Bizarre Adventure, and also features artworks of Irene Rapona.

Chapters

Special Credits

  • English Titles: Kazuhiko KAIRIKU
  • Cover Design: Mitsuru KOBAYASHI (Geni a Lòide)

Afterwords

Link to this sectionThe Gorgeous Irene Afterword
初期短編について

短編作品を描く時、どういう視点や考え方で制作していたのか?それを思い出してみる事にする。

1980年の12月に、漫画家としてデビューさせてもらった当時、「とにかく、ストーリーの基本はサスペンスだ」と信じて疑っていなかった。

好きな漫画家はたくさんいるけれど、特に『バビル2世』の横山光輝先生と、『カムイ外伝』の白土三平先生のマンガ技法には学ぶものが大きかった。両先生の特徴はとにかく、1ページ読みはじめたら、「どっ! どうなってしまうんだよお~~!?」と、ラストを読み終わるまで本屋に走らねばならない、極上の「サスペンスのテクニック」だ。

サスペンスを研究しなくては!

20歳になるまでただボーツと小説とか映画とかマンガとか読んで来た。でもふり返ってみると、自分の好きな作品は共通して全てすぐれたサスベンスのテクニックで話が語られていく。

だから自分も研究しなくてはならない。そういう視点でマンガを制作しようと思った。それともうひとつ「絵柄」だ。正直言って当時、自分の「絵柄」というものにイメージが、あまりなかった。プロのマンガ家はひと目見て、あっ!この作家だ!という特徴があり、でも自分はどうやって、そういう自分だけの特徴というものを出していいのか、さっぱりわからなかった。

特徴を出そうとすると「クセがあってヘタ」と言われるし、上手に描こうとすると「誰先生に似ている」と言われるし、どうすっかなあと、暗中模索って感じであった。

「ピカソは何描いても、ひと目みたらピカソ」だからスゴイのだ。 そういう時期に描いた作品集。

『武装ポーカー』

デビュー作。とにかく作品持ち込みで編集者をラストベージまで “読ませたい“ と思ったし、途中でページをめくるのをやめて見捨てたりしないでください. . . と願って描いた。

31ページというのは当時、ストーリーマンガはこのページ数で投稿すると決まっていたため。全部で廊ページくらいをとにかく描き、そして31ページまでもう一回描き、ネリ直して編集部へ持っていった。手塚賞にまわされた。西部劇にしたのはクリント・イーストウッドが大好きだったから。

『バージニアによろしく』

密室こそ究極のサスペンスだと信じていた頃の作品。キャラクターもストーリーを進行させる「駒」のひとつととらえていた。

『アウトロー・マン』

原稿紛失のため、今までどこにも未収録だった作品。

『魔少年ビーティー』

連載された『ビーティー』のパイロット版(試作品)的な短編. シャーロック・ホームズの逆的な魅力を目的としたテーマだが、少年マンガに「魔少年」なんて主人公を出すのはやめなさいと、編集部から批評があった。まだ「サイコ・ホラー」とかなかった時代。

『ゴージャス*アイリン』

連穀しようか? という企画もあったけど、当時、闘う女性を主人公に長編の少年マンガを描くのはちょっと抵抗があって、自作『ジョジョの奇妙な冒険』の6部『ストーンオーシャン』の「空条徐倫」まで12年以上待つことになる。

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References

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